| 宮本 憲一 (前滋賀大学学長、環境経済学) |
自然を豊かにとらえるために
私たちは人の手で変えられた人為的環境の中で生きているが、歴史の中での人類としてみれば、野生の生物の中から、他の生物との関連の中で成長してきたのである。生物多様性の維持が人類の生存の環境であるという重大な事実を忘れて、地球環境を破壊してきたが、いま、人類が生物として維持可能なためには、野生生物の生態認識、人間と野生生物とのふれあいをもとめる教育が必要である。本書は野生生物保全思想は共存の思想であり、このための教育が環境教育の基底にあることを教えてくれるものとして推薦したい。
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| 中川 志郎 (財団法人 日本動物愛護協会理事長・元上野動物園園長) |
「野生生物保全教育入門」を推す
新しい教育の分野が生まれました。野生の生物たちと私たち人間との関わりを実践的に勉強しようという、わくわくするような内容です。しかも、この分野こそ、自然と遠くなってしまった現代生活の中で最も求められていたものではないでしょうか!ここから人と自然との共生という明るい未来が見えてきます。
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| 権藤 眞禎 (元神戸市立王子動物園園長) |
| 私は動物園で野生生物保全に取り組んできましたが試行錯誤の連続でした。この度、JWCSが学校教育に携わる先生方と4年間にわたり研究会を続けた成果である「野生生物保全教育入門」を手にする事が出来ました。豊富な実践教育から得られた内容が網羅されていて大いに啓発されました。これから野生生物保全に取り組む教育者、多くの学生諸君への指導書として必携の書であります。野生生物保全教育に大いに期待するものとして推薦します。 |
| 阿部 治 (IUCN教育コミュニケーション委員会委員・持続可能な開発のための教育の十年推進会議代表理事) |
| 絶滅を強いることによって人類は今、人間と野生動物との関係の長い歴史にピリオドをうとうとしている。しかしその行為は私たちの生存基盤を崩すことにほかならない。抽象的な議論ではなく、両者の関係を具体的に問い直す作業が急がれていた。この意味で本書は待望の書であり、人間と野生動物の共存という究極の持続可能な社会のあり方を現実面から直視し、環境教育や持続可能な開発のための教育(ESD)に新たな視座を示してくれる。 |