319 不登校・ひきこもりサポートマニュアル

福岡県立大学内に開校した学内フリースクール「キャンパス・スクール」での実践例とともに、学校への復帰や社会的自立、保護者への対応、支援について、各関係機関の専門家がくわしく解説しています。

《全国学校図書館協議会選定図書》
門田 光司:編著
松浦 賢長:編著
B5判 144ページ 2色 ソフトカバー
ISBN978-4-87981-319-0
NDC371
初版発行 2009-09-11
販売価格
¥1,944
在庫状態 : 在庫有り
数量

不登校・ひきこもりサポートマニュアル

不登校・ひきこもり サポートマニュアル  現在、12万人を越えるという不登校の子どもたち。
そのサポートをするにあたっては、学校だけでなく、関係機関や民間施設、NPO等との連携による支援が重要になってきます。
 本書では、福岡県立大学内に開校した学内フリースクール「キャンパス・スクール」での実践例を紹介し、 各関係機関の専門家による対応方法のくわしい解説も収録。 また学校への復帰や社会的自立、保護者への支援についても掲載しています。

【編著者】
門田光司(福岡県立大学 人間社会学部 教授)
松浦賢長(福岡県立大学 看護学部学部 教授)

 不登校の人数が12万を突破している現代、そのサポートをするにあたって重要なのが、学校と関係機関がネットワークを組んで支援をすることです。
 本書では、福岡県立大学内に開校した学内フリースクール「キャンパス・スクール」での実践をもとに、協働する関係各機関の専門家による解説を交えながら、学校への復帰や子ども達の将来の社会的自立へ向けての支援、同時に保護者への支援などについて、総合的に解説しています。

 本文中には、豊富な用語解説とともに「キャンパス・スクール」に通う生徒や大学生ボランティアたちのイラストも数多く収録されており、「キャンパス・スクール」の和やかな雰囲気が伝わってきます。子どもの社会的自立支援を行う上で、大切なことは、まず人と人との“つながり”であるとあらためて考えさせられる一冊です
 不登校・ひきこもり問題に取り組まれる先生方や、保護者の皆様にぜひ読んでいただきたいと思います。

目次
はじめに…2
不登校に関する Q & A
 Q. 不登校の子どもたちへの登校刺激は、いつしてもよいのですか?…8
 Q. 遊び型不登校には、どう対応したらよいのでしょうか?…9
 Q. 保健室登校をどう考えたらよいのでしょうか?……10
 Q. 発達障害、学習障害の子どもたちには、どのように接したらよいのでしょうか?…10
 Q. 対症療法的にだけ対応しているようで不満です。根本的な対応はないのでしょうか?…11

Chapter1. 不登校のとらえ方
1. 家族とのかかわりについて 14
  不登校の始まりのとき …14
  家族への対応について …15
  相談の経過の中で …16

2. 親を支える 17
  不登校・ひきこもりの子どもを持つ親 …17
  親の二重の孤独感 …18
  親たちの強迫観念 …18
  黙って聴いてあげることの大切さ …19
  自助グループによる分かち合い … 20

3. 無気力等心理的問題 21
  心理的問題を発達課題という観点からとらえる …21
  社会的対処法という観点からみた不登校の分類 …22

4. 携帯電話・インターネットと不登校 24
  子どもを取り巻く環境の情報化 …24
  即答性が求められるコミュニケーションによる疲弊 …25
  文字情報の暴力 …25
  オンラインへの没頭 …26
  支援の一環としてのインターネットの活用 …27

5. 不登校と友だち関係 28
  不登校のきっかけ …28
  子どもの発達と仲間関係の発達 …29
  いじめ …30
  対応 …31

6. 対教師関係 32
  不登校の背景と教師の対応 …32
  子どもと学校との距離をさらに広げてしまう教師との関係 …32
  対応 …34

7. 遊び・非行・怠学 36
  遊び・非行型の不登校 …36
  遊び・非行型不登校児の特徴 …37
  ネットワークによる支援の有効性 …37
  支援の留意点 …38

8. 発達障害 39
  発達障害とは …39
  発達障害と不登校 …41
  発達障害の子どもたちへの支援 …41

9. 不登校事例へのアクセスの難しさ 42
  不登校の改善割合 …42
  不登校の子どもへのアクセス …44
  教育行政からみた子どもへのアクセス状況 …44

Chapter2. 校内協働のあり方
1. 校内協働の大切さ 48
  三人寄れば文殊の知恵 …48
  校内協働体制を築く …50

2. 校内協働への意識作り、組織(体制)作り 51
  力量形成と力合わせ …51
  継続的に、共通認識、同一歩調で取り組めているか …51
  指揮者が必要です …53

3. スクールカウンセラーの活用 54
  スクールカウンセラー …54
  スクールカウンセラーの仕事内容 …55
  スクールカウンセラーと他の援助者との協働 …56

4. 訪問指導員の活用 58
  訪問指導員とは …58
  訪問指導員が担うこと …59
  学校内での活用 …59

5. 校内協働の取り組み例 60
  校内支援体制作り …60
  中学の校内適応支援教室 …64
  高校の適応支援クラス …66

Chapter3. 校外協働のあり方
1. 校外協働の大切さ 70
  学校の「抱え込み」から「連携」へ …70
  「校外協働」の大切さ …72

2. スクールソーシャルワーカー 73
  スクールソーシャルワーカー …73
  スクールソーシャルワーカーの実際の活動例 …75

3. 連携機関の概要 76
  児童相談所 …76
  福祉事務所 …77
  子育て支援課・係 …78
  民生・児童委員 …79
  警察・少年サポートセンター…79
  保護司 …80
  市町村保健センター …80
  医療機関 …81
  教育事務所 …82
  適応指導教室 …82
  フリースクール …84
  大学附属の心理相談施設 …84

4. 校外協働の事例 86
  事例 緊急支援ケース会議を中心とした取り組み …86
  事例 複数の機関の協働で支援の場所と方法を変更した取り組み …89
  事例 医療によるケアが必要な家族への協働の取り組み …93
  事例 子どもの代弁をしながら居場所を構築した協働の取り組み …96
  事例 住環境に課題がある家庭への取り組み …100
  事例 複数生徒の問題行動により運営が円滑に進まない学校での
      地域を巻き込んだ取り組み …104

Chapter4. 新しい取り組みと考え方
1. スクールソーシャルワーカー先進県の取り組み 108
  香川スクールソーシャルワーカー協会 …108
  スクールソーシャルワーカーの対応 …109

2. 単位制高等学校の進路指導 110
  単位制高等学校という選択肢 …110
  不登校と単位制高等学校 …111
  生徒支援に取り組む際の留意点 …111
  生徒の学習形態 …113

3. 高校を対象とした広域連携 114
  高校生時期を考える …114
  高校退学前後の課題 …115
  “広域”連携の模索 …116

4.中卒後の就労支援 118
  “15歳問題”…118
  自治体の役割 …119
  “15歳からの”勤労体験支援事業…119
  勤労体験支援事業の実際 …120
  勤労体験で変わること …121

5. 取り組みを効果的に伝えるデザイン 122
  デザイン戦略について …122
  フリー素材の利用 …123
  市販のデザイン素材の利用 …123
  デザイン物の効果的な使用 …124

Chapter5. 大学の活用、大学生の活用
1. 大学と不登校・ひきこもり支援 126
  これまでの大学 …126
  新しい視点 …127
  啓発・教育 …127
  遠隔支援 …128
  対面支援 …128
  学生派遣支援 …129
  連携構築支援 …130

2. 不登校・ひきこもり支援における大学生の活用 131
  大学生の援助力 …131
  地域支援 …132
  個別支援 …132
  集団支援 …133
  家族支援 …134
  社会的自立支援 …135

資 料
  インターネット上の資料 …136
  関係書籍 …138
あとがき 139
さくいん 141

関連商品

  • 433 学校で気になる 子どものサイン

    《全国学校図書館協議会選定図書》
    友達とのトラブルを抱えやすい子ども、発達障がいが疑われる子ども、家庭環境に問題がある子ども...学校生活の中で見られる子どもの様子40と支援方法を掲載。
    ¥1,944  数量