384 教師のためのケースメソッド教育

事例ケースを用いて、討論しながら教職員の実践的指導力を高めるための本。発達障害からいじめ、保健室登校といった問題だけでなく、生徒の自殺や妊娠などの事例ケースも収録しています。

動画公開中! 白熱する討論!ケースメソッド授業の実際 岡田加奈子


《全国学校図書館協議会選定図書》
岡田加奈子
B5判 208ページ モノクロ ソフトカバー CD-ROM付
ISBN978-4-87981-384-8
NDC374
初版発行 2011-08-10
販売価格
¥2,376
在庫状態 : 在庫有り
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【編著者】
岡田加奈子(千葉大学 教育学部 教授)
竹鼻ゆかり(東京学芸大学 芸術スポーツ科学系 養護教育講座 准教授)
【執筆・編集協力】
竹内伸一(慶應義塾大学大学院 経営管理研究科特別研究 准教授)


本授業で使用したケースの概要は、次の通りです。
<舞台>第四中学校(大規模校)
<主要な人物>田中絵里(2年生/本事例の主人公)/鈴木保子(養護教諭/今春配属/保健室来室者は平均30名)
<事例の概要>5月下旬のある日田中絵里が「気持ちが悪い」と保健室に来室した。顔は髪に隠れ、髪の隙間からかろうじて顔が見える。体温は37度の手前、鈴木は記入された来室者カードを見ながら絵里に「もう少し様子を見て頑張ってみようか」と言った。絵里は、一瞬上目づかいで鈴木を見たが、表情を変えず保健室を出て行った。絵里はこの2か月で週に1、2度遅刻があり、保健室来室は5回。暗い表情をして、いつも一人で来室していた。3週間後、絵里は遅刻してかばんをもったまま保健室に来た。気分不良と頭痛がその理由だった。鈴木が絵里の背後から体温計を渡そうとした瞬間、絵里は「びくっ」として鈴木の手を振りり払った。驚いた鈴木が、「どうしたの?」と聞くと、絵里は「普通びっくりするよ」と興奮気味に言った。鈴木は、驚かせてしまったことを鈴木に謝った。(2部に続く)

 

 学校現場で起こりやすい出来事を事例ケースに基づいて、ケースメソッドという討論方法を用いて参加者が討論しながら、解決する力を育む、教師のスキル本です。
 発達障害からいじめ、保健室登校といった問題だけでなく、生徒の自殺や妊娠などのケースが充実。学校内の危機管理意識を高めることもできます。

目次
第1章 ケースメソッド教育とは
 1. ケースメソッド教育とは
 2. 事例検討会、ケーススタディーとケースメソッドとの違い
 3. ケースメソッド教育の流れ(概要)
第2章 具体的な方法、進め方
 1. ケースメソッド教育を始めるにあたって
 2. ケースメソッド教育の具体的な展開方法
 3. 研修会などにおけるケースメソッド教育の方法
 4. 評価について
第3章 教える側に必要な技術、授業運営のポイント
 1. 5つのことを自分に誓う
 2. 授業の計画を作り、準備する
 3. 授業を始め、終わらせる
 4,授業を振り返り、次回に備える
第4章 ケース&ティーチング・ノートを書く
 1. ケースを書く
 2. ティーチング・ノートを書く
第5章  「ケース」&ティーチング・ノート
 小学校
   ・女子グループのトラブル(いじめ?)
   ・入学当初から発達障害が疑われた雄太  
   ・「多動」と指摘された小学校2年の翔太
 中学校
   ・生徒の自殺が起こった~学校における緊急支援~  
   ・発達障害が疑われる不登校の中学1年のみなみ 
   ・不登校後に保健室登校となった中学生、浩一  
   ・腹痛と下痢を訴える保健室登校 洋子
   ・中学校入学直後から『嘔吐』を繰り返す朋美
   ・気持ちが悪いと訴え来室、養護教諭の対応に
         過敏過ぎる反応を示す絵里【3部構成】
 高等学校
   ・推薦状は誰のために
   ・妊娠したマミ
   ・1型糖尿病の高志の苦悩
   ・修学旅行、インフルエンザ発生【2部構成】
   ・紀子に何が起こったの?【2部構成】
第6章 ケースメソッド教育Q&A

執筆者:土田 雄一/北島 善夫/磯邉 聡/齋藤 理砂子/鹿野 裕美/鎌塚 優子/丸山 恭司/齋藤 千景/鵜澤 京子/林 照子

著者の活動はこちらのホームページでご覧になれます。
【外部リンク】 学校ケースメソッド教育研究会

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